夜勤専従の仕事のやりがいについて

超高齢化社会となり、各地の介護施設が増加するとともに、介護職に就く人も増えてきています。

介護職の仕事は施設や事業所により違いがありますが、高齢者や介護を必要とする人の暮らしを守り支えることには変わりありません。

介護施設の中には入居型の施設もあり、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などは24時間体制で介護を提供しています。こうした施設での介護職は、日勤と夜勤を交替で行ったり、また夜勤専従といって夜勤専門の職員を雇ったりしています。

介護の仕事はとてもやりがいがあり、働きがいがあるといった声が多いです。介護を受けた人やその家族から「助かりました」とか「ありがとう」と感謝されることがあるからです。どんな仕事でもそうですが、感謝の気持ちを聞いた時には大きなやりがいを感じることができます。

介護施設で、夜勤専従の雇用形態で働いている人は、およそ夕方から翌朝にかけて、多くは夜間の施設の様子しか分かりません。しかし昼間の入居者の状態は日勤の介護職から申し送りなどで知ることができます。

申し送りを確認し、この人にはこう対応すれば良い、この人のトイレのタイミングは○時頃、といったことに気を配り、快適に過ごしてもらえるように支援ができます。

夜勤専従の職員は、夜しかいないため入居者の家族に会うことはほぼありませんが、何事もなく無事に朝を迎えられたことに対し、家族は感謝をしていることでしょう。夜勤の職員は直接感謝されることは少ないかもしれませんが、翌朝入居者が元気に起床し、過ごしてくれることでやりがいを感じられるでしょう。