給与面をしっかり確認しておきたい夜勤専従

夜勤専従とは、その名の通り夜勤のみを行う働き方のことをいいます。

夜勤のシフトには16時間勤務の二交代制と、8時間勤務の三交代制がありますが、夜勤専従の求人では二交代制勤務の求人が目立ちます。

夜勤専従は夜型の生活になるので体調管理が難しい反面、少数で働くので人間関係のわずらわしさが少ない、休日が多いなどのメリットがあります。そして何よりも魅力的なのが、日勤に比べて給与が高いことです。

日本医療労働組合連合会が実施した「2021年介護施設夜勤実態調査」の結果をみると、1回あたりの夜勤手当(二交代制)の平均支給額は、5,976円でした。

ただし夜勤手当の金額は職場によってばらつきがあり、最も低いところでは2,500円、最も高いところでは1万2,900円となっています。夜勤専従に応募する際は、夜勤手当の金額を確認しましょう。

ただ、夜勤手当が高ければ良いかというと、一概にはそうともいえません。あまりにも金額が高い職場は、職務内容が高度であったり、負担や責任が重いケースもあります。業務内容に見合った金額で、平均額より高めの職場を目安にすると、失敗が少ないのではないでしょうか。

また、介護の仕事は奥が深く、専門知識や技術が求められます。夜間勤務は、業務内容の中心が見回りや見守りとなります。介護の知識や技能を伸ばす機会が少ない傾向ですが、落ち着いて業務に取り組みやすいと言えます。

キャリアアップを目指している方は、キャリアパス制度を導入しているなど、従業員教育に力を入れている職場を探しましょう。